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ナーガールジュナ伝説
中国につたえられた『竜樹菩薩伝』のナーガールジュナの
若き日の逸話につぎのようなものがある
すでにあらゆる学問を身につけたナーガールジュナは
隠身の術を使って3人の仲間と王の後宮に忍び入り
快楽の限りを尽くした
だがその所業はやがて王の知るところとなり
友人3人は惨殺されたが、ひとりナーガールジュナのみは
難をのがれ、「愛欲」の非なること、苦の元であることを
深く悟って以降仏教に帰依することになった
チベットの伝承ではこのエピソードは伝えられていないが
ナーガールジュナは魔術を駆使する錬金術師でもあったという
後代の玄奘の『大唐西域記』にも、おそらくは晩年の哲学者に
関すると思われる伝承が記されている
それによれば、ナーガールジュナは妙薬を服して生を養っていたために
齢すでに数百歳であり、サータヴァーハナ王もその薬術の恩恵を蒙って
同じく数百歳の長生を享受していたという
もちろん年齢がそのまま事実とは考えられないが
哲学者の没後およそ4世紀を経てその事跡が伝説化されていたこと
また玄奘ほどの一大学識を有する高僧が
ナーガールジュナのやくじゅつや、岩石を黄金にかえてしまうといった
錬金術的奇蹟の伝承に対して、ほとんど何の疑義もさしはさまずに
紹介していることなどが、逆に今日のわれわれには
興味をそそるものがある
おそらくナーガールジュナは、たんに仏教哲学上の大学者であるにとどまらず
当時民間に広く知られていたいわゆる生活の智恵などとも通底する
自然界、人間界全般にわたる処生や養生の知識と技術をも
一心に体現したスケールの大きな人物であったと考えられる
そのなかには出身地南インドに起源するものも
当然含まれていたであろう
北インドをも含めて各地を遍歴したとする伝承も確証はないが
その文脈では興味を引くものがある
若き日の逸話につぎのようなものがある
すでにあらゆる学問を身につけたナーガールジュナは
隠身の術を使って3人の仲間と王の後宮に忍び入り
快楽の限りを尽くした
だがその所業はやがて王の知るところとなり
友人3人は惨殺されたが、ひとりナーガールジュナのみは
難をのがれ、「愛欲」の非なること、苦の元であることを
深く悟って以降仏教に帰依することになった
チベットの伝承ではこのエピソードは伝えられていないが
ナーガールジュナは魔術を駆使する錬金術師でもあったという
後代の玄奘の『大唐西域記』にも、おそらくは晩年の哲学者に
関すると思われる伝承が記されている
それによれば、ナーガールジュナは妙薬を服して生を養っていたために
齢すでに数百歳であり、サータヴァーハナ王もその薬術の恩恵を蒙って
同じく数百歳の長生を享受していたという
もちろん年齢がそのまま事実とは考えられないが
哲学者の没後およそ4世紀を経てその事跡が伝説化されていたこと
また玄奘ほどの一大学識を有する高僧が
ナーガールジュナのやくじゅつや、岩石を黄金にかえてしまうといった
錬金術的奇蹟の伝承に対して、ほとんど何の疑義もさしはさまずに
紹介していることなどが、逆に今日のわれわれには
興味をそそるものがある
おそらくナーガールジュナは、たんに仏教哲学上の大学者であるにとどまらず
当時民間に広く知られていたいわゆる生活の智恵などとも通底する
自然界、人間界全般にわたる処生や養生の知識と技術をも
一心に体現したスケールの大きな人物であったと考えられる
そのなかには出身地南インドに起源するものも
当然含まれていたであろう
北インドをも含めて各地を遍歴したとする伝承も確証はないが
その文脈では興味を引くものがある
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